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2025.12.01

販売用のアクリルスタンドを制作する方法

アーティストや芸能事務所の皆様にとって、グッズ制作・販売は重要な戦略の一つです。

その中でも、手軽さと高いコレクション性で、近年絶大な人気を誇るのが「アクリルスタンド(アクスタ)」。このコラムでは、皆様のコンテンツを最大限に活かすアクリルスタンドの制作プロセスをご紹介します。

アクリルスタンド制作は、主に「デザインデータの作成」「アクリル板への印刷」「カット加工」という3つの工程を経て完成します。

 

デザインデータの作成:世界観をカタチに

制作の土台となるのがデザインデータです。
基本的には、イラストレーターなどのグラフィックソフトを用い、キャラクターやロゴなどの絵柄データを作成します。

印刷を行うデータだけでなく、印刷する板材もイメージをしながらデザインを検討することで表現の幅が広がります。透明なアクリル材に印刷を行うだけでなく、色付きの板や特殊板を素材にすることができます。

板材事例:https://www.idea-ltd.com/business/etc/board-material/

また、「カットライン(カットパス)」の作成も実は重要なポイントになります。
カットラインとは、完成品のアクリルを切り抜く輪郭線です。デザインの形に沿って作成しますが、複雑すぎると強度が落ちるため、安定性とデザイン性のバランスを考慮する必要があります。台座との差し込み部分のサイズもここで決定します。

 

UVプリンターによる印刷:鮮明な表現力

作成したデータは、専用のUVプリンターでアクリル板の裏面に直接印刷されます。

UVプリンティングは、紫外線(UV)を照射してインクを硬化させるため、乾燥時間が不要で、アクリル板のような非吸収性素材にも鮮明に印刷できるのが特徴です。
一般的に、まずカラーインクを印刷し、その上に白版のインクを重ねることで、発色が良い仕上がりになります。

 

レーザーカット加工:自由な形状を実現

印刷が完了したアクリル板は、レーザー裁断機でカットされます。

デザインデータで指定したカットラインに沿ってレーザーを照射し、精密かつ滑らかにアクリルを切り出します。
本体パーツと台座パーツがこの工程で分かれ、その後、差し込み部分の調整や、切り口の仕上げ、検品を経て包装され、商品として完成します。

 

イデアならすべて社内で製造ができます

高品質なアクスタ制作の鍵は、これらの工程を専門的に行う業者との連携です。
特に、入稿データの作成においては、色味の調整、白版の精度、カットラインの安定性など、プロの視点からのチェックが不可欠です。

イデアでは、例えば手描きイラストやラフからのデザイン制作、印刷時の色合わせ、パッケージの作成や梱包まで一括で承ることができます。
製造数も、小ロットから大ロットまで承ることのできる体制を整えていますので、お気軽にご相談ください。制作実績ページでは、アクリルグッズの事例も多数掲載しています。(ここに載せられない製品も、制作の実績は多数ございます)

今やアクリルスタンドは、ファンにとって「推し」を身近に感じられる特別なアイテム。このロードマップを参考に、次なるファンアイテム制作を検討されてはいかがでしょうか。

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